トレンド相場・レンジ相場も結局は同じ? その1

「相場とは秩序を保とうとする」という話をもう少し具体的に説明するならばレンジ相場をイメージするのがわかりやすいです。

 

レンジ相場というのは、上値・下値が限定されて同じような値幅で上下を行ったり来たりする状態ですが、相場がレンジになったら、レンジが続くものと考えてレンジの上限・下限でエントリーしていくのが王道ですよね。

 

つまり、相場の秩序が「レンジ」だと考えられるときには、レンジという秩序を保とうとする圧力の方が強く働き、レンジを乱す動きは少数派となる可能性が極めて高いということです。

レンジが長く続けば続くほど、誰が見てもはっきりと秩序を把握できるようになりますので、レンジの上限・下限でトレードしようと考える人はたくさん出てくるわけですが、逆にレンジを乱そうとする人の数も必然的に増えてしまうものです。

 

「こんなにレンジが続いているんだから、そろそろ動き出しても良いんじゃないの?」

 

みたいに考える人たちですね。

 

 

レンジの上限・下限では常に、

 

レンジが続くと思う人(秩序が保たれると考えている人)
レンジが崩れると思う人(秩序が乱されると思う人、乱そうとする人)

 

が激しいバトルを繰り広げるわけですが、いつかはレンジはブレイクされるのも相場です。

レンジがブレイクされた時にはトレンドが発生するわけですが、トレンドに関してもレンジと同じく秩序という考え方を当てはめることができます。