トレンドを確認するって言うのはどういうことなのか?

トレンドを確認する意味についてここでもう一度、確認をしておきたいと思います。

 

相場で勝つためにはトレンドを把握したうえでトレード戦略を立てていく必要があります。単純に言えば、相場があがっていれば買い、相場が下がっていれば売っていけば、トレードで勝つことはできるものの、相場があがっているかどうかを確認するにあたって、どの時間足を見て判断すればよいのか?という問題があります。

 

仮に日足でトレンド方向を確認してトレードをする場合、押し目買いをするか高値更新からのブレイクアウトを狙っていく(下落トレンドの場合にはその逆)のが王道と言えば王道となります。
ただ、日足の流れはそう簡単に上下を繰り返すものではありませんから、満足のいくだけのトレード回数があるわけではありません。

そこで現実的に生活できる資金を得るためにはトレード回数を増やすべく4時間足とかでもトレンドを確認し、4時間足ベースでトレンドに沿ったトレードをするという戦略も考えられますが、ここで問題になるのは、日足と4時間足でトレンドの方向が違う場合です。

 

 

日足では上昇トレンドを形成しているけれど、4時間足では下落している場合、そんな時にはどう判断すれば良いのか?


正論で行けば、より大きなトレンドに従うのがセオリーとなっていますから、4時間足よりも日足のトレンドを重視すべきで、そうなると結局、日足のトレンドに従ったトレードをせざるを得ません。
つまりトレード回数が少なくなってしまいますので、4時間足でトレンドを確認する意味が薄れてしまいます。

 

もっと言えば、日足よりも週足・月足で観たトレンドの方が重視されるわけですから、週足・月足・日足で同じ方向にトレンドが発生した時だけトレードすべきとなったら、トレードで稼ぐというのが非現実的になるくらいトレード頻度が激減してしまいますし、仮にチャンスがやってきたとしても、すでにトレンドに乗り遅れていて、厳しいトレードになってしまう危険だってあります。

 

トレンドを重視したうえで、現実的にまとまった利益を獲得していくだけのトレード頻度を確保するためには、トレンドをある程度、無視するというのも必要になります。

 

「トレンドを無視する」というとちょっと言い方が悪いのですが、

4時間足でトレンドを確認するんだと決めたら、日足のトレンドには必ずしも従わない、

といったスタンスを取るようにします。

 

日足のトレンドは考慮しないとは言っても、日足と4時間足でトレンド方向が一致していると言える状況なのであれば、ちょっと強気にトレードしていくとか、そういったやり方をしても良いと思いますし、トレンドが逆に向いているというのであれば、慎重にトレードすれば良いだけの話です。

 

4時間足でトレンドを確認するのであれば、日足・週足レベルで確認できる抵抗線レジスタンスライン・サポートライン)に気を付けるようにすれば、抵抗線抵抗線の間にまとまった値幅が生まれるはずなので、その値幅は移動してくれるだろうという期待のもと、トレード戦略を組み立てていきます。

仮に4時間足でトレンドが出ていて、1時間足・15分足でトレードできるチャンスがあったとしても、日足・週足レベルの重要な抵抗線がすぐ近くにある場合にはトレードを控えるべきですし、
逆に、そのラインを抜け切れそうにないという場合には、4時間足レベルでトレンド転換が起きる可能性がありますので、逆張りを検討していくべきとなります。