逆張りトレードの考え方 その2

2.取り組んでいくべき逆張りトレード

 

レンジ相場での逆張り

 

相場が同じような範囲をいったり来たりしている場合には、上限・下限で相場がまたレンジ内に戻っていく流れをとらえにいきます。直近の相場の流れで考えると逆張りにはなるのですが、レンジ相場での上限・下限という客観的な根拠がありますよね。値動きが反転する理由がしっかりありますので、レンジ相場では上限・下限で反転するのを狙って逆張りを仕掛けていきましょう。

 

しかし、レンジ相場だからと言って、どんな場合でも逆張りを仕掛けて良いかというと決してそんなことはありません。レンジの幅が十分に広くはない場合には、損切りに比べて利食いの幅がそれほど大きくならず、場合によっては損切りするときの方が深くなってしまうことがあります。これだと負けたときに今までコツコツ勝った分を一気に持っていかれる可能性がありますので、小幅なレンジは避けるようにします。

 


3.大きなトレンドに一時的に逆行した値動きが反転するのを狙った逆張り

たとえば、相場がグングン下落している局面ではあるけれど、直近は上昇していることってよくありますよね。こういった場合、上昇が一段落するとまた下落し始める可能性が高いので、直近の上昇トレンドに対して逆張りを仕掛けていくのが常套手段となります。

 

勝てるトレーダーほどトレンドというのを重視していて、トレンドの考慮したうえでトレードの仕方を組み立てているものです。先ほどのレンジ相場での逆張りに関しても、大きなトレンドが上昇中であればレンジ下限からのロングだけを狙うようにして、トレンドに逆らないように配慮しているものです。

言葉にしてみると簡単なことではありますが、こういった「場面の絞り込み」を、自分の期待を挟まずに淡々と実行に移せるかどうかが勝てるトレードができるようになるためには必須となります。