相場心理を見極める 相場分析3

この場面の絞り込みにおいて重要なのは、やはり相場心理を考慮しているかどうか?です。
相場心理的に、直近の逆行トレンドが中途半端だと、成功率がちょっと低くなるような感覚を持つべきで、それはなぜかというと、
相場がきれいに上昇していればいるほど、上昇している時間が長ければ長いほど、この先も上昇するんじゃないか?と考える人が増えるからです。

基本的に、勝てないトレーダーの場合は特に、相場参加者の多くはトレードしたくてうずうずしているものです。
さらに、相場についてちょっと勉強したことがあれば「トレンドに従うのがトレードの原理原則」という事実を知っていますから、
直近の上げ相場を見て、自分もロングをしたくでいてもたってもいられなくなり、最終的に最も不利な位置で買いポジションを持つ結果になってしまいます。

トレンド転換が起きたという事実を目の当たりして、そういった人たちが次々と損切り(ろうばい売り)を起こしますので、
それが値動きを加速させる要因となりますので、トレンド転換からの順張りをするには、直近の逆トレンドが時間をかけてきれいに形成されていることが条件となります。

場面の絞り込みの重要性、そしてその裏にある相場心理について説明をしていきましたがいかがだったでしょうか?
こうやって説明を聞いていくと、バカの一つ覚えみたいにエントリータイミングばかり気にするのは、相場心理を全く考えられていないので非常にリスキーだということがわかるんじゃないでしょうか??

トレードで安定して勝てるようになるには、感覚をカチッと切り替えていく必要もあり、今までは負ける危険の高い場面なのにチャンスだと感じていた感覚を逆に「危ない!」と感じられるようになったり、
逆に、チャンスでも何でもないように見える場面を「絶好のエントリーポイント!」と思えるようにならないといけません。

そのためには、まずは場面の絞り込みを通して間接的にでも良いので相場心理というものを感じていく必要がありますので、
エントリーする前に、場面の絞り込みを徹底して行うようにしてくださいね。