ダウ理論とは別の原理原則 が相場心理とあと一つ

相場の原理原則はダウ理論だ!

 

と、断言してしまった手前、ちょっと言い出しにくいところもあるんですが(笑)、
相場の原理原則はダウ理論に加えてもう一つあります。

 

ダウ理論はいわゆるテクニカル分析に分類されます。
各国の為替の金利とか政治経済に基づいて分析するファンダメンタル分析ではありません。

テクニカル分析はチャートに基づいて今後の値動きを捉えていく手法なわけですが、
ここで一つ、根本的な疑問があります。

 

チャートを分析して本当に、値動きが把握できるのか?


テクニカル分析にはダウ理論以外にも移動平均線とかRSIとかMACDとか、いろんなツールがありますが、こういったツールを使って分析することに、本当に意味があるのか?有効性はあるのか?

 

テクニカル分析が相場で有効だと言える根本的な理由は、

現在は過去の積み重ねで成り立っている
未来は過去と現在の延長線上で成り立つはず

という、この世の真理みたいなモノをよりどころにしています。

 

これが、ダウ理論とは別の相場の原理原則というわけです。


過去チャートから将来の値動きがある程度は把握することができるのも、こういった原理原則が働いているからです。

 

話がちょっと抽象的になっているので、身近な例で言うならば、

野球のピッチャーの投げたボールがどこにどんな風に飛んでいくのかは、
ボールを投げた時の動作によって、ある程度の予測ができるわけですが、
「ボールを投げた時の動作」は過去の情報になりますよね。

 

こんな風に、
過去チャートから将来の値動きがある程度は把握できる、
という原理原則があるからこそ、ダウ理論をはじめとしたテクニカル分析が機能するわけです。